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国公立大学/私立大学の受験対策

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国公立大学の受験対策

国公立大学の一般選抜は大学入学共通テスト後に出願する個別試験が重要な鍵を握る。入試の条件や入試傾向をしっかり把握し、出願先を慎重に選ばなければならない。

『2段階選抜』に注意

国公立大学の場合、大学入学共通テストと各大学の個別試験(2次試験)の総合判定で合否が決まります。しかし、大学によっては大学入学共通テストの成績で第1段階選抜をし、その合格者だけが個別試験へ進めるという『2段階選抜』を行うことがあります。いわゆる「足切り」のことです。大学入学共通テストで大学が求める一定の点数に達してなければ受験する権利がなくなってしまうので、大学入学共通テストでできるだけ高得点を取ることができるようにしておくことが大切です。

第一志望は前期日程での受験が有利

個別試験は募集人員を「前期日程」と「後期日程」に分けて募集する(※一部の公立大学では「中期日程」も実施)入試形態をとっています。前期、中期、後期とそれぞれ1校のみ出願できるので、国公立受験者にとっては受験チャンスが2回(もしくは3回)あることになります。
しかし、募集人員の比率は前期日程が圧倒的に多いので、第一志望は前期日程での受験が有利になるでしょう。また後期日程を廃止して前期日程一本のみで試験を行うところも増えています。そうなると、今までのように前期、後期の併願ができなくなるので後期の出願をどうするか、また私立大学との併願も念頭に置かなくてはなりません。

一方、後期日程のみ実施する大学や、受験生の獲得増加を図り後期日程の募集人員枠を増やしている地方の国立大学もありますが、国公立大学の場合、前期日程で合格して入学手続きを行ってしまうと、後期日程の合格資格は自動的に消えてしまうので(※中期日程も同様)、慎重に出願先の選定を行うことが重要なポイントとなります。

個別試験の出題傾向

大学入学共通テストは5(6)教科7科目の準備が必要でしたが、個別試験の前期日程は2~3教科を課すのが主流です。
前期日程は、学力試験が実施されるケースが多く、大学入学共通テストの全問マークシート方式に対し、記述・論述式が中心となります。大学によって出題傾向も異なるので、志望校に適した受験対策が必要です。
 これに対し後期日程は、小論文や面接、実技試験など学力試験以外の方法で選抜し、学生の資質を判断するケースが主流となっています。しかし、最近の傾向としては受験生の基礎学力を重視し、後期日程でも小論文から「学力試験+面接」に切り替えて個別試験を実施する大学も見られますので、志望校の動向をきちんと抑えておくことが大切です。